アルトコインのチャートをMT4で表示できるサービスが少ない
TradingViewはMT4よりも優れている点がたくさんある
日頃FXなどのトレードを行なっている方には、
なじみ深いチャートソフトとしてMT4(meta trader 4)があります。
様々なテクニカルツールが使用可能、
国内外の多くの証券会社と提携してMT4上でリアルトレードができる、
バックテストが行える、といった機能からトレーダーの方々から長く愛されています。
そんなMT4にも負けず劣らずのチャート分析ツールです。
tradingviewがMT4よりも優れている点として、
仮想通貨チャート(ティッカー)の豊富さ、アラート機能、
自分だけの独自のインジケーターの作成が可能である、
トレンドラインなどの描写を一時的に非表示にできる、などを挙げることができます。
また、多くの仮想通貨取引所がTradingViewでのチャートを提供しており、
自身が売買を行う取引所のチャートを分析できないと
正確な分析にならないケースも多くあります。
為替よりも、取引所間で価格差がある仮想通貨は、
その点でもTradingViewでのチャート分析が有利であると言えます。
アンドロイドやアイフォンでも使用可能
tradingviewはスマートフォンやタブレット端末でも使用することができます。
androidとiPhone、それぞれで対応のアプリがリリースされています。
また、Safariなどのウェブブラウザ上で使用可能なので、
アプリをダウンロードする容量も必要ありません。
テクニカルツールの多さ
tradingviewではデフォルトで数多くのインジケーターを利用することができます。
MT4とは比較にならない種類のインジケーターでテクニカル分析が可能です。
さらに、比較チャートの使用も可能です。
下記も画像はドル円のチャートの下に日経225のチャートを
比較チャートとして表示させています。
相関関係がある2種類の通貨ペアの分析などにはこの比較チャートが非常に便利です。
ビットコインとイーサリアムといった異なる通貨の相場を
1画面で同時に監視できることも魅力です。
またMT4よりも優れた点として挙げた、
トレンドラインや水平ライン描写の表示/非表示切り替え機能が便利です。
より深いテクニカル分析をしていく中でトレンドラインや
水平ラインがチャート上に増えていってしまい、
ローソク足だけをシンプルに見たい時などにチャートが
見づらくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。
MT4はこれらのラインを表示させたくない場合は削除することしかできませんが、tradingviewは一時的に非表示にして再度表示しなおすことができます。
下記の画像をご覧いただくと、
1枚目で引いてあるトレンドラインが2枚目では消えています。
矢印のボタンを押すことで表示/非表示がすばやく切り替えられます。
この機能でせっかく引いたラインを削除する必要もありません。
通貨ペアの豊富さ
日本でのtradingviewの認知度は、昨年の仮想通貨ブームで
一気に高まったのではないでしょうか。
それはtradingviewが数多くの仮想通貨にも対応しているからです。
26にも及ぶ仮想通貨取引所の様々な通貨ペアがチャートで表示できます。
仮想通貨のチャート分析でtradingviewよりも優れているものはないのではないでしょうか。
仮想通貨以外でも、日経225やダウをはじめとした指数チャート、
原油や金などの商品チャートなど世界で取引されているあらゆるチャートの分析が可能です。
アラート機能
tradingviewにはアラート機能という便利な機能があります。
これは通貨ペアの相場がある値段に達したときなどに
通知を受けることかできる機能です。
通知はEメールやスマートフォン上で受け取ることができ、サウンドも設定できます。
長い時間チャートを見ていられない時などは、
目標ラインをアラート機能で設定しておけば安心です。
自分だけの独自のインジケーターの作成が可能
ご自身でインジケーターを開発したい方にもtradingviewは便利です。
ロジックを作りインジケーターを作成し、それを公開することも可能です。
また、世界中のトレーダーが開発したインジケーターを使用することもできます。
登録者によるアイデア投稿
tradingviewでは、アカウント登録者がアイデア投稿という機能を使えます。
自身のトレードルール、現在の相場状況についての見方、どんなポジションを保有しているのかなどを投稿し、他の登録者とのコミュニティで共有することができます。
プラン紹介
tradingviewはアカウントを作成することで基本的には無料で使用できますが、
より高度な分析や機能強化のために有料プランが用意されています。
|
無料 |
PRO |
PRO+ |
PREMIUM |
二年毎に請求 |
無料 |
$9.95 月々 |
$19.95 月々 |
$39.95 月々 |
毎年の請求 |
無料 |
$12.95 月々 |
$24.95 月々 |
$49.95 月々 |
毎月の請求 |
無料 |
$14.95 月々 |
$29.95 月々 |
$59.95 月々 |
レイアウト毎のチャート数 |
1 |
2 |
4 |
8 |
同時にアクセス可能なデバイス数 |
1 |
1 |
2 |
5 |
サーバーアラート |
1 |
10 |
30 |
200 |
チャート毎のインジケーター表示 |
3 |
5 |
10 |
25 |
インジケーター上へのインジケーター機能 |
1 |
1 |
9 |
24 |
保存したチャートレイアウト |
1 |
5 |
10 |
無制限 |
インジケーターテンプレート |
1 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
チャート分析をする上で欠かせないのが1分足、5分足、1時間足といった
複数の足を同時に表示させる機能です。
残念ながらtradingviewは無料のレイアウト毎の
チャート数が1つなのでこれができません。
有料プランですとPROで2つ、PRO+で4つ、PREMIUMで8つとなっています。
複数足表示機能の面でみると最低でも4つは欲しいと思うので、
PRO+もしくはPREMIUMが必要でしょう。
また無料では、同時に表示できるインジケーターが3つまでとなっているため、
普段4つ以上のインジケーターを表示している方には有料プランをおすすめします。
料金はひと月ごとに支払うよりも1年単位、
2年単位で支払うほうがお安くなっていますので、
継続して使用する予定の方は長期のプランをおすすめします。
またビットコインでもお支払いが可能となっています。
まとめ
様々なメリットがあるtradingviewですが、
有料プランの価格設定は決して安くありません。
まずは無料で使い勝手や優位性を確認するのが良いと思います。
長期間低迷している今こそ、勉強してチャンスが来た時に備えたいですね^^